SRTT多摩 DR-Zで参加
本日は、上級者日というわけでDR-Zを持ち込みました。
いきなり、結果。
本日はタイムアタックがあります。
タイムアタックは、2本計測して2本とも「1分7秒4」でした。
走りが安定していて、なかなか良いじゃないですか!(自画自賛
DR-Zは、スクールにこんな反則バイクのってくるなよ!?って感じのバイクですね。
とは言うものの、アイドリング付近の回転数を多用する低速系コースで、DR-Z走らせるには
弱点があり、それをどうにか克服できるよう練習したかったのでDR-Zで参加してみました。
その弱点とは、ビックシングル特有のものなんだと思います。
弱点①
アクセルオフによる強烈なエンジンブレーキ。不用意にアクセルを全閉するとスライドしてしまう。
弱点②
アイドリング付近で非常にエンストしやすい。小さくターンする場面でリアブレーキを踏むといきなり
エンストしてしまう。
弱点③
低回転からの開け始めに来る「ドドッドッ」と言う唐突なパワー。急にタイヤのグリップ失い、
不安定になってしまう。
と言うことです。4月にDR-Zで多摩を走ったときに苦しめられました。
そして、それを解決する一つの方法としてクラッチ操作を行う方法を試すことにしました。
モタードでジムカーナへ参戦される方の間では、定番になりつつあるテクニックですね。
いろいろアドバイスを頂き、自分で一日試してみて、数種類を使い分けができることに気がついたので
それを書いておこうと思います。※試してみて、うまく行かなくても責任とりません。
①アクセルオフによる強烈なエンジンブレーキの対処
唐突なスライドや、リアタイヤがホッピングしてしまうのを防ぐために、エンジンブレーキの
何割かを半クラッチで逃がす。
1)シフトダウンが必要な減速時
シフトダウンするために握ったクラッチを、じわーっとつないでいく。
2)シフトダウンの必要がない減速時(1速)
1)とは逆にブレーキを握るように、じわーっと握っていく。
3)細かい切り返しで速さを求めるとき
クラッチを完全に切る。エンジンブレーキが無くなり車体が不安定になるので、エンジンブレーキ分を
リアブレーキで補っていく。
クラッチを切ってしまっているので、踏みすぎれば当然リアはロックするので注意。しかし、エンジン
ブレーキ分を補うためしっかり踏む。
②アイドリング付近で非常にエンストしやすい対処
小さいUターンなどで、セオリー通りにリアブレーキを踏み込むとエンストしてしまう。
1)クラッチを完全に切り惰性を使う。
エンジンブレーキが無い分をリアブレーキをしっかり踏み、リアを安定させる。
2)失速し始めたら、半クラッチで微妙にパワーをかけてやる。
当然ながら、エンジンの動力が無いので速度は落ちていく、速度が落ちてしまえば、バイクは
倒れるだけなので微妙な加速が必要になる。
しかし、「弱点③」があるために、微妙な加減ができない。
旋回中、あらかじめアクセルをパーシャルにし、回転数を保っておき、それにクラッチを当ててやる
ことによって、微妙な加速を得る。
3)加速したら、またクラッチを切る。
旋回中は、1)と2)をくり返し、最小限の姿勢を保ちつつ旋回する。
③低回転からの開け始めに来る「ドドッドッ」と言う唐突なパワーを対処する。
ウィリーしてしまうか?リアがスライドしてしまうか?で不安定になりがちな場面を作るのは、アクセル
を開け始めた1~2発目の最初の爆発力なので、それをクラッチで逃がす。
1)小さなターンからの加速時
②の2)の状態から、クラッチをつなぎつつ、アクセルを開けていく。
2)比較的スピードが出ていて(1速)、立上りは一気にアクセルを開けたいとき
アクセルを開ける一瞬、クラッチを切ってやる。
以上のようなことを場面場面で使い分けて乗る。慣れてくると、
「パワーコントロールはアクセルとクラッチの二つで操作」
「ブレーキコントロールは、フロント・リア・クラッチの三つで操作」
することになり、調整の幅がおおきくなる。
その変わり、クラッチを切った状態の車体を安定させるため、異様に筋力を使ううえ、操作するものが
増えてくるので、集中力が必要になるために、体力、集中力のどちらかを欠くととたんに走れなくなっ
てしまう。
本日は 昨日は